OneLife

角膜潰瘍の治療もしてもらえず盲目になり、飼育放棄・遺棄された盲目のシーズの婆ちゃん。
施設に来た時は、角膜潰瘍・中耳炎 その他、全身毛玉で覆われている状態で保護されてきました。
角膜潰瘍の治療は 既に手遅れで角膜に穴があいている状態でしたが、中耳炎の治療は、投薬治療のみで何とか治癒しました。
お腹が空くと『ワン・ワン』と、鳴いて呼び、寒いと『ワン・ワン』と、鳴いて呼び、暑くても『ワン・ワン』と、鳴いて呼ぶ子でした。
膝の上に乗せると、嬉しそうに体を押し付けて甘える子でした。
水遊びが好きで子供用のプールに水を張って入れてあげると、嬉しそうにプールの中で散歩をしていました。
仔猫・仔犬たちも婆ちゃんの事が好きで、婆ちゃんの部屋に行っては、寄り添って寝ていました。
生後30日未満で保護されてきた雑種の『ぽにょ』や白黒猫の『CoCo』も婆ちゃんに育てられた１人です。

施設に来て1年3ヶ月!!よく頑張りました。
でも...もう少し一緒に居たかった。

振り返ると...もう少し優しくしてあげれば良かった！もう少し一緒にいてあげれば良かった！もう少し.....。

優しいスタッフの腕の中で...息を引き取った盲目の婆ちゃん。
今度、生まれてくる時は、私たちの施設に来ないで、優しいご家族の下で一生を過ごして下さい。
本当に...本当に...溢れるほどの優しさをありがとうございました。

NPO法人OneLife(小さな命)スタッフ一同わん子一同にゃん子一同